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2017年05月19日

アクセラBOSE付での音を改善する方法

音が悪いので、なんとかしたい


マツダアクセラBOSE付き車
「BOSEをオプションで付けたが、音が悪いので、なんとかしたい」
端的ですが、ご希望は分かりました。

弊社では、音色自体を変えることができるスピーカー交換をお勧めしておりますが、BOSEの音色を活かしたまま、良好な音にするメニューもご用意しております。

車両分解して音を確認。対策方法を作成


アクセラのBOSE付車を分解・解析しましたところ、BOSEのアンプ自体は、それほど悪いものではないようです。
スピーカーも高音が絶対的に足りない感じはしますが、BOSEっぽい音に感じなくもありません。
ドアのサブウーハーがボワンとした音ですが、量は出ています。

音に限らず、いわゆる「ボトルネック」を解消するのが、バランス良く全体を良好にする手段のひとつです。

マツダアクセラのダッシュボード上スピーカー位置
機材からの音が絶対的に悪いわけではないのは解析で分かりました。
ボトルネックは、「内装」です。

マツダアクセラでダッシュボード上スピーカーカバーを外したところ
メインスピーカーであるダッシュボード上スピーカーカバーであるグリル(内装)を外すと、音が変わります。
全体的な音の雰囲気は大きく変わらないものの、
「障子の向こうで演奏していたけど、障子を開けてみました」
という位に音が明確になります。

せっかく出ているのにもったいないですが、車両内装設計&製造を考えると仕方ないとも言えます。
外した状態ではカッコ悪いので、外さず見た目をあまり変えずに音が出てくるようにします。

原因の一つは、スピーカーカバー


純正グリルを付けているとスピーカーが見えないということは、音が直接来ていないことになります。
直接見えるということは、音も直接来ています。
マツダアクセラスピーカーカバー加工
内装グリルを加工することによって、音が直接出てこれるようにします。
加工後にスピーカーの姿が見えるということが証拠です。

マツダアクセラカバー加工後にサランネット追加
見た目を補填するために、加工した内装にサランネットという保護布を追加します。
追加しても音には殆ど影響しない布です。
見た目はこれで「ほぼ純正」です。

もう一つの原因は、絶対的な高音不足


マツダアクセラツィーター追加
絶対的に不足している高音は、高音専用スピーカーであるツィーターを追加して、高音を補強します。
乗員に向けて角度を付けることによって、よりリアル感が出るようにします。

角度設定を怠ると、音の表現力が落ちます。
運転姿勢での音のベスト位置を試聴しつつ調整します。
弊社では、とても大事なプロセスです。

言い方を変えれば、シートの位置や角度を変えたり、座高が違う方の運転位置だと、音がベストにならないのです。

施工後はBOSEを活かしつつ明瞭な音


施工後は、音が明瞭になり、リアル感が出て、疲れにくい状態です。
しかもBOSEは100%活かしています。

アクセラBOSEスピーカーと交換用スピーカー
音色自体が気に入らない方は、スピーカー交換とグリル加工でもokです。
マグネットが大きくなって振動板の材質も軽いものに変わるため、音がしっかり出やすいです。
高音専用ツィーター内蔵で、高音も気持ちよく出ます。

マツダのBOSE付車、遠慮なくご相談ください。

その車に何がベストかを常に考える
(株)赤池カーコミュニケーツシステムズ
静岡県沼津市旭町19
TEL:055-952-3236
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Posted by あかいけ at 05:47Comments(0)スピーカーマツダコネクトBOSE純正

2017年04月05日

JBL社デモカーの再構築~フェアレディZ(Z33)ロードスター編

フェアレディZロードスター(Z33)純正BOSEナビ付車でのナビ付け替え作業他のご相談をいただきました。
ナビやオーディオを付け替えしたフェアレディZ(Z33)ロードスターBOSE純正ナビ付

ナビ付け替えだけでなく、オーディオ面も仕上げたい


実際には、弊社定番メニューの

ナビ付け替え
バックカメラ流用または取り付け
ステアリングリモコン流用

の3点セットだけではなく、

スピーカー交換およびツイーター追加
外付けアンプ追加
サブウーハー付け替え

という追加内容です。

趣味のお車は、こだわりも大事


「通常の3点セットでは、なんとかまる1日で終わりますが、それぞれにボリュームが大きい追加作業がありますので、3日ほど掛かります。」
とお伝えしたところ、
「普段は使用しておりませんし、会社終わりに来るのも遠すぎるので、1週間預けます。」
とのこと。

趣味での車、羨ましいところではあります。
こだわりたい意味も分かります。
いらっしゃるついでの沼津港でのお食事、ぜひお楽しみください。

米国JBL社デモカーから外した機材群


作業内容は伺っているお話で理解していましたが、機材詳細についてはご来店いただいてご説明くださいました。

「以前は同じ車種のJBLのデモカーを買い取って乗っていました。」
「JBLデモカーで事故をしてしまい、もう一度同じ車種に乗りたいのです。」
「時間を掛けて探してもらったのが、この車両です。」
「ディーラーにオーディオ載せ替えを依頼したところ、「外すのは可能です」「付けるのは不可です」との回答です。」
「ディーラーに外してもらったのが、これらです。」

トランクにパツパツに満載された大量の機材群にビックリです。

前車両がJBLもデモカーということで、スピーカー取り付け台座(バッフル)やツィーターが組み込まれたAピラー、サブウーハー用ボード、外部アンプ用化粧台など作られてあります。

蓋を開けてみると、修正したい箇所が多岐


「ナビとステアリングリモコン流用キットを除いて、持ち込み機材を使用して取り付けするだけだから楽勝」
作業前に持っていた目論見は脆くも崩れ、現実は甘くありませんでした。

バッフルは隙間が空いていてはダメ


スピーカー取り付けから開始します。
スピーカーだけでなく取付台座(バッフル)も作成済みだったので、細かい部分に目をつぶれば、確かに配線して固定するだけです。
残念ながら、細かい部分にも目が行ってしまったのです...

隙間が空いたフェアレディZ33用スピーカーバッフル
スピーカーは配線して固定するだけでも音は出ますが、配線方法と空気の通り方を考えるだけで大幅に音が変わります。
配線は新規に行いますから問題ありませんが、持ち込みバッフルは空気の通り道が多過ぎてスカスカに抜けてしまいます。
結果、音もスカスカに抜けてしまいます。

2枚の木(MDF)製板の間に大きく隙間が空いているのです。
ドア鉄板へ固定する部分も隙間塞ぎをしていません。

バッフルの隙間を塞いだ状態
間はコーキングで塞ぎ、鉄板との間も空気の抜け道を埋めておきます。
スピーカーが鳴って、なるべく音になる環境を整えるのです。

ツィーターはAピラー埋め込み


フェアレディZ33のAピラーに埋め込まれたツィーター
ツィーターは、Aピラー内装を整形して埋め込んであります。
見た目的にはokですが、角度調整可能な作りのハズが、接着剤で固定されているため、弊社好みの乗員に向けた角度にできません。
無理に外して壊すよりマシなので、そのまま使用します。

前ナビが動作不良なのでサウンドナビへ


フェアレディZ33のサウンドナビ付け替えとステアリングリモコン流用
ナビは、現在「音が一番良い」と定評のある、三菱電機製サウンドナビをチョイス。
ステアリングリモコンは、ナビに合わせて流用し、使用可能にします。

目立ちにくいバックカメラ


フェアレディZ33ナンバーボルト部分へバックカメラ取り付け
バックカメラは付いていなく、持ち込み機材にも入っていなかったため、新規追加です。
ナンバーボルトを使用して付けますので、どんな車種でもokです。
特にZ33は、取り付け可能スペースが無いので、大変便利です。
フェアレディZ33追加バックカメラ映像
安心して後方確認もできるようになります。

純正位置へのサブウーハー


フェアレディZ33純正サブウーハー位置へJBLサブウーハー取り付け
ボード組み込み済みのサブウーハーは、純正BOSEサブウーハーが付いていた位置に固定します。
10本以上のボルトで固定されるため、ガッチリ固定されます。

純正ナビを外して小物入れ化


フェアレディZ33純正ナビ取り外し
運転席後ろの内装を全部外すついでに、純正ナビ本体を取り外して、純正小物入れに付け替えます。
通常、純正ナビを外してしまいますと、フロントスピーカーから音が出なくなってしまいます。
当車両は既にスピーカー交換して配線も変更してあるため、純正ナビを外しても問題ありません。

純正小物入れは本来サブフレーム付いているが無いため、重いものを入れると外れてしまいます。
サブフレームを追加しない限り、「見た目チューン」と思った方が良いでしょう。

アンプは荷物積載を考慮して、トランクへ平置き


フェアレディZ33トランクへサブウーハー用アンプ取り付け
サブウーハー用アンプは、アンプの展示目的だった縦型台座に固定されています。
トランクスペースを1/3位塞いでしまいますので、トランクを有効活用するために台座を分解して平置きに変更します。
配線は持ち込みされていませんし、あっても再使用するよりフレッシュな方が仕上がりが良好です。
機材保護用ヒューズも、しっかりしたものをエンジンルーム内に設置し、事故防止に配線も保護します。

音の確認でビックリ


一通り組みあがったところで、音を確認します。
持ち込み機材の設定は、あえて変更していません。
出てきた音に悪い意味でビックリです。

ウーハーからボコボコした音が出ています。
低音以外はモコモコした音です。
表現力もありません。

再設定と調整で心地よい音に


アンプやスピーカーのクロスオーバー周波数などを再設定・調整します。
大幅改善し、バランスも良く、心地よく聴ける状態になりました。
サウンドナビでの調整は、前ナビとの変化も楽しめますので、初期設定以外は一旦フラットな状態で納車します。

引き取りにお見えになりました。
「前と全然違う、すごく良くなりました。」

固定状態や設定など、改善した項目を考えると当然ではありますが、逆にJBLはデモカーとしてokな状態だったのでしょうか...

機能だけでなく、音にもご満足いただけて、無事納車完了です。

ご希望の機能と音はご相談ください。


フェアレディZ(Z33)のカーナビやオーディオは、お任せください。
「純正ナビから市販ナビに交換して、純正ナビ画面部分を小物入れに付け替えしたい」
「できればスピーカーも交換して、より良い音にしたい」
などなど、ご希望をお知らせください。

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2016年08月18日

マツダ・アクセラBOSE付での音質カスタマイズ

現行マツダ車ですと、全車にBOSE社製オーディオのオプションがあります(軽自動車とミニバン系を除く)。
これを選択する方は、恐らくBOSEをご存じだったり、オーディオにはご興味・関心がある方ではないかと思います。
しかもオプション価格は、およそ10万円。
メーカーオプションで、アンプやスピーカーもBOSEなのですから、これはバーゲンプライスでしょう。

しかし、BOSE追加された車両が納車されて、少なからずご不満を持たれてる方もおられるようです。

BOSEが装着されたマツダアクセラ
今回は、アクセラBOSE付でのご不満解消メニューです。

既に車両側の解析は終わっております上、何台か着手しておりますので、現状どういう音がしていて、どのようにしたら良くなるかも、ある程度は承知しております。

このシステムの音的な問題点は、「全体的にモヤモヤ・モコモコした音」ということです。

通常はスピーカーを交換して対処したいところですが、ドアに付いているのは低音専用のサブウーハーであり、メインスピーカーはダッシュボード上にあることから、普通に交換してしまうと、低音と高音だけしか出なくなります。
言い換えれば、ボーカル等の音がどこからも出て来なくなるのです。

そこで、弊社でのメニューとしましては、
1.純正スピーカーからの音を耳に届きやすいようにする。
2.絶対的に不足している高音(=ツィーター)を追加する。
の2点で表現力の高い、より良い音づくりをします。

マツダアクセラのスピーカーグリル加工
1.に関しましては、純正スピーカーの音を邪魔しているカバー(=グリル)を加工して、音が通りやすくします。
加工しただけですと見た目が悪いので、サランネットと呼ばれる、音の通りが良いネット状の布でカバーします。

マツダアクセラでのツィーター追加
パッと見た目の変化としましては、ダッシュボード上にツィーターが追加されただけに見えますが、結果的に音は大きく変わりました。

壁の向こうで歌っていた感じが、壁が無くなった感じに変わります。
低音のモコモコ感だけは変わりませんが、全体的なシャッキリ感とリアル感がかなり増しました。

現状からより良くするためには、やはり観察と解析から、です。

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Posted by あかいけ at 16:37Comments(0)スピーカーマツダコネクトBOSE