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2017年06月16日

プリウスαでのオーディオ不具合原因検証と修正作業

不具合原因検証したトヨタプリウスα
「段差を乗り越えるとザリッという音が出るので診てほしい」とのご依頼で、診させてもらいました。
他社でオーディオを付けられたとのことですが、その会社で診てもらっても一向に改善せず、かれこれ3年経過してしまっやhたとか。
ならば、遠慮なく診させてもらいます。

同じ会社の製作なら、不具合原因も同じ?


同じ方から、少し前に他の車両も診させてもらっています。
同じトヨタのハイブリッドカー・アクアGsです。
不具合内容も同様でした。
原因は、シート下に設置していたスピーカー用帯域分割回路へのケーブル接続がしっかりできていなく、触れた/触れないのタイミングでザリッという音を発生していたようです。

プリウスαでのネットワーク配線緩い状態
同じ会社での施工とのことでしたので、冗談半分に「同じ原因かも」と思っていましたが、なんとホントに予想通り!
同じメーカーのスピーカーで口径が異なるだけ(変える必要は無いのですが)でしたが、やっぱりケーブルの接続部分が緩すぎて、引っ張らなくても抜けてしまいました。
ネジで絞め込んで固定するタイプですので、しっかり絞め込みます。

ドアスピーカーも確認


アクアGsでは、スピーカーの固定自体も緩かったので、修正しています。
プリウスαでも同様でしょうか。
ドア内装を外して確認してみますと、予想を裏切らず、同様に固定が緩い状態でした。

プリウスαスピーカー取り付け状態
アクアと異なるのは、台座の材質です。
木材の粉を接着剤で固めた素材(MDF)ではなく、アルミ&ラバー製でした。
音も経年変化もネジの締め付けも、アルミの方が良好です。

原因不明の錆び


スピーカーを一旦外して裏面も確認しますと、スピーカーのフレームが錆びて(ここまでは良くある話)、既に欠損箇所がありました(普通には無い話)。
3年でサビサビになるって、どういうことなのでしょう。
さすがにどうにもならないので、近々スピーカー交換をお勧めした方が良いと思われます。

サブウーハーが鳴らない原因は?


プリウスαのアンプ内蔵サブウーハー
他にはアンプ内蔵サブウーハーもトランク板の小物入れに設置されていましたので、チェックします。
音を確認しますが、出てきていません。
耳を近づけても、鳴っている様子が確認できません。
ランプは点灯していますし、テスターで確認しましたので、電源は来ているようです。

原因は、まさかの未設定?


ナビ側からの出力線が外れているのか?
まさかナビの設定していないなんてことは?
まさか、でした。
ナビ側のサブウーハー出力設定
サブウーハーの出力設定を確認すると、「OFF」ですので、サブウーハーへは音が出力されていなかったので低音が出てこないということでした。
設定を「ON」にしただけで、低音が出るようになりました。

不具合原因を検証して修正しましたので、動作は問題なくなりました。
(後日、メールで不具合解消のお知らせいただきました。)
同時に、音も良くなったそうです。

やはりカーオーディオは、機材選定も大事ですが、取り付けも大変重要です。

何かおかしい?音が悪い?ご相談ください。

その車に何がベストかを常に考える
(株)赤池カーコミュニケーツシステムズ
静岡県沼津市旭町19
TEL:055-952-3236
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2017年06月03日

三菱i-MiEVにもステアリングスイッチ追加できました。

ステアリングスイッチを追加した三菱の電気自動車i-MiEV
三菱自動車製i-MiEVは、ガソリン車であるi(アイ)をベースにしつつ、電気自動車という先進性の高い車種ではありますが、残念ながらステアリングリモコンが付いていません。

発売される新車には、標準装備かオプションで付いてくる、オーディオ操作用のステアリングスイッチ(いわゆるステアリングリモコン)。

ステアリングスイッチが無いi-MiEVのステアリング
全グレード同様なので、全車両付いていないということになります。

便利装備は、知っていれば、やっぱり欲しいもの


他の車両で使ってしまうと、やはり欲しくなるものです。
人間、便利を知ってしまうと、後には戻れないものだとは言いますが、実感してしまいます。

調査と実験


なんとか付けたいと思って、いろいろ調べてみました。
まずはスイッチ部分についてです。


三菱自動車の車種の中には、同じものがあるようでして、この中にステアリングスイッチがあるものを探してみました。
数車種発見し、部品を取り寄せしましたところ、ピッタリです。

入手したスイッチを分解し、解析したところ、スイッチ部とボタン照明部の2部構成ということが判明しました。
車体との配線を接続すれば、動作できそうです。

i-MiEVスパイラルケーブル交換
ステアリング内と車体側との接続は、スパイラルケーブルという部品で接続されています。
ハンドルをぐるぐる回してもホーンが鳴りエアバッグが動作するのは、スパイラルケーブルがあるおかげです。

i-MiEVに付いているスパイラルケーブルは、ステアリングリモコンを付けるための配線は入っていませんので、別のものに交換する必要があります。
スイッチと同様に、他車種を当たってみます。
数車種取り寄せしてみますと、使えそうなものがありました。

スパイラルケーブルをi-MiEVに使うのに、どのように接続するかを解析します。
エアバッグ接続線を改造し、ステアリングスイッチ用の配線を追加すれば、使えそうなことが分かりました。

ステアリングスイッチ、無事追加。


i-MiEVでステアリングスイッチ追加完成
配線を改造と追加して、接続しましたところ、正常動作しました、
ボタンの照明は、通常はスモールライトonで点灯しますが、トンネルなどの少し暗い場所でも光ってほしいので、アクセサリーが動作している最中に点灯するように配線しています。

無事完成です。
思った通りの動作になりました。

部品代と作業の手間は掛かりましたが、満足度は高いです。

他車種でも検討可能かもしれません。
i-MiEVは一度実施しておりますので、内容は把握しております。
思い立ったら、ご相談ください。

その車に何がベストかを常に考える
(株)赤池カーコミュニケーツシステムズ
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2017年05月31日

トヨタアクアでのザリノイズ不具合検証と対策作業

不具合修正したトヨタアクア
トヨタ・アクアにて、「『ザリッ』というノイズが出るので診てほしい」とのことで診断と修正作業を実施しました。
音が出なくなるタイミングもあるようで、音楽を楽しむ状態ではありません。
いち早く、早急に対処したい車両です。

3年程前に他ショップ様にて施工されたとのことですが、何度か修正してもらっても一切改善しなかったそうです。
セカンドオピニオンとしてのご依頼のようです。
もちろん喜んで承ります。
他社で作業した車両を診るのは、嫌いではありません。

逆に、(あまり無いとは思いますが)弊社の作業を他で分解して見られてるかも、と思うと、ヒヤヒヤします。
よりしっかり確実な、「何がベストかを考えた作業」をしたいと、思いを新たにするタイミングです。

段差を超えると「ザリッ」


精神安定上、大変よろしくない症状です。
経験上、どこかで接触不良がありそうな気がします。

純正システムではなく、市販ナビと市販スピーカーと外付けアンプが装着されておりますので、接続されている箇所か配線部分に原因があると推測します。

運転席シート下に、外付けアンプとセパレートスピーカー用周波数帯域分割回路(パッシブネットワークと言います)がありましたので、配線状態を確認します。

触っただけで外れる配線。ノイズと不具合の原因
接続されているスピーカー線を触ってみると、「ポロッ」と外れてしまいました。
握ったわけではありません。

+ドライバーで線を締め付け固定する箇所で、締め付けできていないようです。
段差で配線が揺れて接触と非接触になるタイミングで「ザリッ」とノイズが出て、非接触になって音が出なくなるのでは。
確認しますと、締め付けできていないのは1ヶ所だけではなかったので、点検も兼ねて、全箇所再度締め付けします。

スピーカーも確認


ドアに付いているスピーカーも心配です。
トヨタアクアスピーカー取付状態
ドア内装を外して、スピーカー取付状態を確認します。

固定が緩いと音が出にくくなります。


スピーカーを固定しているネジを+ドライバーで回してみると、これまた緩い。
固定状態から右に容易に回ってしまいます。
固定されていないも同然です。
音も悪くなりますが、スピーカーが外れて脱落し、スピーカー線がボディに接触してしまうと、最悪の場合、車両火災になるケースも考えられます。

端子が緩いと、信号が通りにくくなり、振動しにくくなります。


一旦スピーカーを外して、スピーカー接続部分を確認しますと、やはり端子部分も緩い。
端子の接触が緩いと音信号の通りも悪くなりますが、非接触のタイミングがあると、「ザリッ」ノイズの原因にもなります。

台座の材質は、経年変化を考慮したいところ。


専用台座をMDFと呼ばれる木材の粉を接着剤で固めたもので製作していますが、経年変化を考慮すると、良好とは言いにくいです。
耐水塗料を施しても、ネジ穴から水が入ってしまい、吸水と乾燥を繰り返してブヨブヨでフワフワになり、台座の意味が無くなります。
音もどんどん悪くなります。
「1年に一度、点検にいらしてください」というのは、経年変化の確認があるのではないかと思います。

弊社では、スピーカー固定台座製作につきましては、経年変化に弱く、作成に日数が掛かりやすい木材は使用しません。
遠くのお客様にも一度のご来店で済み、後々のメンテナンスでの定期的なご来店も不要にしています。

空気の通り道を考えるなら、スピーカーの近くから。


固定台座とドア鉄板の間に隙間がありました。
デッドニングと呼ばれるサービスホール埋めをはじめとする施工も実施してありましたが、スピーカーから一番近い部分を蔑ろにすると、デッドニングの効果は半減です。
スピーカー固定台座バッフルボードとドア鉄板の隙間埋め
隙間埋めは、スポンジ材でも効果はありますが、スピーカー前後の空間を遮断する効果の高い素材を採用しております。

施工後は音が激変!?


修正施工は終わりましたが、音はどうなりましたでしょうか?
不具合修正で終わりでしょうか?
見た目は一切変わっていません。

オーナー様と一緒に、片側施工して左右聴き比べましたが、全然音が変わり、良くなりました。
左右両方修正施工して再度聴いてみますと、「同じ機材なのに全然違います!」とお喜びの声をいただきました。

見た目は付いていましたが、あらゆる点を修正しておりますので、変わって当然です。
以前のお店では、何度か不具合を見てもらったそうなのですが、残念ながら直らなかったそうです。

翌日、「不具合が消えて快適」とのご連絡をいただきました。
弊社での作業前は、年中段差の度に「ザリッ」が出ていたようです。

ぜひとも、カーオーディオの音をお楽しみください。

「なんだかおかしい」ご相談ください。
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