ルノー・カングーへの市販CDデッキとセパレートスピーカーの取付

輸入車が多くなってきている中、ルノー・カングーは国産ミニバンとは異なるユーザーさんに好評のようです。
純正で2DINサイズナビも選択できるようになっているので、従来より便利になりました。


しかし、音に関してはご不満がある方が・・・

今回は「なるべく近い場所から」と弊社をお探しくださった方がご来店。
ご不満点は2点。
1.音が良くない。
2.iPodの曲名表示が日本語対応していない。

2.につきましては、フランス車の純正CDデッキに日本語表示を求めても可哀想な気もしますが、iPod/USB/SDに曲を入れて再生できるCDデッキに付け替えすれば解決します。
USBケーブルを差し込むUSBポートが前面に装備されている機種ですと、どうしてもデッキ周りが煩雑になりがちです。
背面にUSBポートがあれば、好みの位置にケーブルを出すことも可能です。
そこで背面にUSBポートがある「パイオニア製DEH-970」をご選択。


1.の音につきましては、やはり表現力不足が一番に挙げられます。
空気感や雰囲気が出ないだけでなく、あらゆる音が不足している感じがします。
純正スピーカーの振動板が重いのか、細かい音を出してくれないのでしょう。
細かい音が出ると、表現力が大きく上がります。

まずはドア内装を外して純正スピーカーのチェックと、どのような取付サイズがあるか確認します。

サイズとしてはいわゆる13cmサイズの2点留め、スピーカー裏にはフレームがありますので、あまり奥行きが大きいものは取付できません。
ここで、内装を加工して表側へスピーカーを出してしまえば問題は解決するのですが、取付に関してのご要望として、「できるだけ見た目は純正から変えずに」という点があります。
その点から、アウターバッフル化は不可。
純正内装の範囲内でベストまたはベターを探ることになります。

13cmサイズだと、大きな低音が出にくいだけでなく、現在発売されているスピーカーも主流の16/16.6/17cmまたは6.5インチサイズからは選択できません。
音色が好みでも取付できないのでは意味がありません。
そこで登場したのが、「クラリオン製SRQ1623S」です。
各部の寸法を確認しましたところ、若干の加工で取付できる様子。


このスピーカーは、カナダ専売モデルのため、日本国内では弊社でしか取扱いがありません。
弊社で試聴を重ねてようやく出会えたスピーカーで、音は弊社ではイチオシです。
デモカー・カプチーノで音を確認してもらい、取付することにしました。

純正ツイーターを確認したところ、ダッシュボード上にあるツィーターグリルの中は空っぽ・・・
純正は付いていません。

ツイーター部は、ドアミラー内側の丸くデザインしてある部分を形状通りにカットしたところ、ピッタリ。
若干の角度調整も可能です。

取付が終わって動作確認と試聴をしました。
オーナー様からは「車の中でこれだけ出ればイイねぇ」
ご自宅ではホームオーディオを楽しまれているそうで、ご自分でもスピーカーを組んだりされるとか。
そんな方からお喜びのコメントいただけるのは嬉しいです。

カングーのスピーカー、ぜひお任せください。
弊社から徒歩10～15分、車で2～5分で沼津港もあります。
取付最中に昼食を楽しまれる方も多いです。

(株)赤池カーコミュニケーツシステムズ
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