2016年07月10日

スピーカー取付台座の再度の材質変更~デモカーi-MiEV

純正ナビと純正スピーカーの組合せで納車になったi-MiEVですが、やはり純正そのままの音では満足できません。
そこで、ナビ等を交換せず、スピーカー交換のみで、どこまで音が良くなるかを実験・確認している第6弾です。

スピーカーの機種は、弊社次世代フラッグシップモデル(かもしれない)クラリオン製ヨーロッパモデルSRP1622Sです。
スピーカーの機種は変更せずに、取付方法や取り付けに必要な部材や手法を変更して、変化を確認します。

前回までのおさらいをします。
初期段階では、スピーカーをプラスチック台座で取付する、量販店や一般ユーザーで通常の取り付け方法。
ここから隙間を埋めたり、台座をアルミ&ラバー製に変更したり、干渉を避けるためにスペーサーを追加したりと様々です。

そこで判ったことは、「台座やスペーサーの材質は、プラスチックよりもアルミの方が音が良くなりやすい」
言い方を変えれば、「硬い材料の方が良い音になりやすい」と言えます。
今回は、その方向で一歩進めて、「より硬い鉄の方が良くなる?」という実験です。

より硬い鉄の方が音が良くなるか?


アルミ製と鉄製のスピーカー取付台座
鉄素材の台座(バッフル)ですが、正確に言えば、「鉄&アルミ」です。
従来の「アルミ&ラバー」に比べますと、裏面の隙間防止のスポンジ状の素材も標準で付いていますし、付属の固定ネジのサイズも太いです。
材質以外にも期待できる項目があります。
そのためか、5000円程度高価ではあります。

取付しました。しかし、ちょっと残念


鉄製スペーサーを使用して取付したスピーカー、しかし隙間有
取付してみますと、残念ながら、台座の剛性を高めるためと思われる形状のため、スピーカーの奥側が台座を干渉してしまいました。
これを解決するためには、スペーサーを作成して追加する必要があります。
もちろん既に使用して残念な結果を生んだ「プラスチック製」を使うつもりはありません。
硬い材質の方が良好になることが分かっているのですから、ここは鉄で作るべきでしょう。
鉄製スペーサーも作るのには時間が掛かりますので、今日のところはスピーカーを変形させない程度の固定にします。

音はどうなのか?


固定しただけの状態で動作確認のために音を出してみたところ、いつもと異なる印象を感じました。
内装を付けて、再度聴いてみます。

隙間が大幅に空いているのに、隙間があると抜けてしまう低音が、予想より抜けていません。
さらに、アルミ製よりもあらゆる音が増えているのか、よりリアルな感じも受けます。
硬くなったことによって、振動板の動きが良くなったのかもしれません。

業界標準の木材とパテって、どうなの?


話は前後しますが、隙間が空いているとガッチリした固定は見込めませんので、鉄製スペーサーを作成して、後日再度確認します。
もうプラスチックや、業界で通常用いられる「木材」や「パテ」は、見た目を良好にすることはできても、音に関しては逆方向に思えます。

「見た目を変えずにより良い音を」という実験は、まだまだ続きます。

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