2016年10月29日

高音専用スピーカーの位置変更で、より音質アップ~ツィーター位置変更

デモカーi-MiEVでのスピーカー取り付け実験も最終回となりました。
音質向上実験をしているデモカーi-MiEV
今までの内容では、見た目は一切変更していないのですが、今回は少しだけ変更です。

高音専用のスピーカーであるツィーターの設置位置変更を行います。

ユーザーニーズは「見た目はイジらず」


まったくの純正状態から現在の状態まで、見た目は変えずに来ているのですが、これは現在のお客様のニーズとして「見た目は変えずに音を良くしてほしい」という方が大半だからです。
ただし、今回のツィーター位置に関しましては、前々から気になっていたのです。
最終回ということもあるのと、次の大幅な仕様変更(というより作り直し)に備えて、押さえておきたい内容だからです。

実験前は、ツィーターは純正位置に装着しておりますので、ダッシュボード奥のAピラー付け根の若干内側です。
向きは乗員の耳に向けてありますので、まったくの純正状態ではなく、それなりに表現力は上がっています。

位置は大きく変わります


設置位置をダッシュボード一番手前の左右に変更します。
(実際には、ドア一番上の一番前でも同様に設置して音を確認してみましたが、ダッシュボード一番手前と同じ感じでした。)
i-MiEVツィーター位置変更
奥側が純正位置です。

純正位置の時と同様に、角度は乗員の耳に向けています。
一番大きな違いは、ツィーターから乗員までの距離です。
測定してみましたところ、運転席(左)側で20cm、助手席(右)側で28cm近くなりました。

近くなると、今までより高音が早く到達しますが、音にはどのような影響があるでしょうか?

さらに、乗員から見た左右のツィーターの開き角度は45°程度でしたが、これが60°近くになっていますので、音の広がりは当然増えているハズです。

音はどうなったか?


結果はどうでしょうか。
スピーカー(ツィーターのみ)が近くなった影響か、細かい音が増えている気がします。
それに伴ってか、キツかった高音がマイルドになっています。
これは、距離が遠くて強い部分だけ聴こえていたのが、細かい音も聴こえるようになったことによって、表現力が増えているのではないかと推測します。
高音が早く到達しているハズですが、これも表現力に効いているかもしれません。

また、開き角度は増えていますが、上述の表現力向上の方が効果が高いためか、拡がり感が増えている感じは薄いです。
恐らく、弊社の取付角度によるもので、そこそこ狭くても拡がり感が出ているせいだと思われます。

やはり距離は近いに越したことは無い、ということのようです。
当然の結果といえば当然ではありますが、ホンの少し見た目に妥協することが可能であれば、音が良くなる可能性がある、ということです。

最終回までで、現在確認したことは終わりました。
これで次の仕様に進むことが出来ます。

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